クラーチ・フィエラ鷺ノ宮

敷地が東西に細長く道路に3面接道している特性を生かして、南側の長辺方向には数多くの居室を設け日当たりが良くなるように部屋を配置し、北側の居室には大きめの窓を計画して安定した採光を確保しウッドデッキのプライベートテラスを設ける等、北向きでも魅力ある部屋を用意した。
居室は広めのクローゼットや書斎カウンターを備え付けて広めの23㎡を基準とし、近年は夫婦部屋を求める人も増えてきているため数種類の夫婦部屋を計画した。生活スタイルが多様化してきた時代に合わせて、夫婦部屋含め様々な居室パターンを用意している。
敷地付近に多数の老人ホームがあるため建物の差別化を図るように白を基調とした外観とし、メインに300角タイルを使用している。
ホールにコンシェルジュカウンターを配置し、入居者と家族や友人が気軽に遊びに来ることのできるカフェを併設した吹抜けのロビーラウンジがあるパブリックゾーン、相談カウンターのある健康管理室・入居者用玄関・サロン・１階エレベーターホールがあるセミプライベートゾーン、ステーションカウンター・居室・レストラン・入居者用ラウンジがあるプライベートゾーンの3つのゾーンに各々スタッフカウンターを設け、段階的な見守りラインを確立させた。